データ分析する上で役立つ本のまとめ50冊
この連休だけで読んだわけではないですが、いろいろ振り返ったりしたので、分析に役立つ本などをこの機会にまとめてみました。おすすめ度合い、というと読む人の立場とか状況によって違いそうなので、主観的に、自分にとって役立った度合いを5段階で評価しました(星の数で)。
※Amazonの商品紹介貼付けてまくってますが、アフィリエイトはやっていません。著作権的にAmazonのを貼るのは問題ないらしいのでそうしているだけです。
※以下、長いです。長くなりました・・。
分析関連
まとめとしては、O'Reillyの本が情報量も多く、参考になるものが多い。Rやpythonのコードも豊富で、かつ実践的なので、「プロはこう書くのか」と参考になるものが多かった。また、R、pythonどちらでも、パッケージにあまり頼らないで関数を最初の章から少しずつ積み上げてきちんと書かれているので、「この手法はこのパッケージをつかってこう書くとこう結果が出てくる」で終わらずに、どのような考えで、どのような計算を実行していくのか、理解しながら読み進めることができるところがよかった。
一方で、日本の分析系の職についている人が書いた本はあまりに初心者向けなものであり、かつ計算のコアの部分はパッケージ任せ。学者が書いた理論的なものは数式が多く難解になっており、両極で、ちょうどいいのがなかなかない、という印象。
結論は、
手を動かす部分は「集合知プログラミング」、「入門 機械学習」の2冊を丁寧にやりきれば相当力がつく(やりきれていないけど)。手を動かしながら、計算の考え方が理解できる。パッケージの使い方は、WEBで検索すればいい。辞書系のものを一冊持つとしたらRなら「Rクックブック」、Pythonなら「Pythonによるデータ分析入門」がよい。
理論的な部分は「統計学(サイエンス・パレット)」や「XXXのはなし」シリーズなど、良質で数式が少なくコンパクトな書籍がよい。
O'Reilly本
- 集合知プログラミング ☆☆☆☆☆
- 作者: Toby Segaran,當山仁健,鴨澤眞夫
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: 大型本
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- 入門 機械学習 ☆☆☆☆☆
- 作者: Drew Conway,John Myles White,萩原正人,奥野陽,水野貴明,木下哲也
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/12/22
- メディア: 大型本
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- Pythonによるデータ分析入門 ☆☆☆☆
Pythonによるデータ分析入門 ―NumPy、pandasを使ったデータ処理
- 作者: Wes McKinney,小林儀匡,鈴木宏尚,瀬戸山雅人,滝口開資,野上大介
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/12/26
- メディア: 大型本
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- Rクックブック ☆☆☆☆
- 作者: Paul Teetor,大橋真也,木下哲也
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 大型本
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- 入門 ソーシャルデータ ☆☆☆
入門 ソーシャルデータ ―データマイニング、分析、可視化のテクニック
- 作者: Matthew A. Russell,奥野陽(監訳),佐藤敏紀(監訳),瀬戸口光宏(監訳),原川浩一(監訳),水野貴明(監訳),長尾高弘
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/11/26
- メディア: 大型本
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本の内容としては「ソーシャルデータ」という題名の通り、対象としているのがtwitterとかfacebookのようなグラフデータなので、あまり私にとってはなじみがなく、実務にすぐ使える、というものではなかった。
- セマンティックWebプログラミング ☆☆☆☆☆
- 作者: Toby Segaran,Colin Evans,Jamie Taylor,大向一輝(監訳),加藤文彦(監訳),中尾光輝(監訳),山本泰智(監訳),玉川竜司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/06/26
- メディア: 大型本
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- Think Bayes
- 作者: Allen B. Downey,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2014/09/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- バッドデータハンドブック ☆☆☆☆
バッドデータハンドブック ―データにまつわる問題への19の処方箋
- 作者: Q. Ethan McCallum,磯蘭水(監訳),笹井崇司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- アジャイルデータサイエンス ☆☆☆
アジャイルデータサイエンス ―スケーラブルに構築するビッグデータアプリケーション
- 作者: Russell Jurney,Sky株式会社玉川竜司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- ビューティフル・データ ☆☆☆
ビューティフルデータ (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Toby Segaran,Jeff Hammerbacher,堀内孝彦,真鍋加奈子,苅谷潤,小俣仁美,篠崎誠
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/02/28
- メディア: 大型本
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- ビューティフル・ビジュアライゼーション ☆☆☆
ビューティフルビジュアライゼーション (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Julie Steele,Noah Iliinsky,増井俊之(監訳),牧野聡
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/10/26
- メディア: 大型本
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ソーシャルゲーム/WEB/ECもしくはコンサルでデータ分析をしている国内の人が書いたもの
- データサイエンス超入門 / 工藤卓哉 ☆☆☆
データサイエンス超入門 ビジネスで役立つ「統計学」の本当の活かし方
- 作者: 工藤卓哉,保科学世
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/11/07
- メディア: 単行本
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- ビジネス活用事例で学ぶデータサイエンス入門 酒巻隆治,里洋平 ☆☆
- 作者: 酒巻隆治,里洋平
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/06/25
- メディア: 単行本
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- 手を動かしながら学ぶ ビジネスに活かすデータマイニング / 尾崎隆 ☆☆
- 作者: 尾崎隆
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/08/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 戦略的データマイニング / 里洋平 ☆☆
- 作者: 里洋平,金明哲
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2014/08/23
- メディア: 単行本
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- エンジニアのためのデータ化可視化実践入門 / 森藤大地,あんちべ ☆☆☆
エンジニアのための データ可視化[実践]入門 ―D3.jsによるWebの可視化 (Software Design plus)
- 作者: 森藤大地,あんちべ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/03/10
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実装支援
- R言語上級ハンドブック ☆☆☆
- 作者: 荒引健,石田基広,高橋康介,二階堂愛,林真広
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- Rパッケージガイドブック ☆☆☆
- 作者: 岡田昌史,荒木孝治,伊藤康広,里洋平,高柳慎一,棚瀬貴紀,谷村晋,中谷朋昭,蓮見亮,林真広,樋口千洋,福島真太朗,牧山文彦,横山貴央,akira,mickey24
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 単行本
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理論系(時系列分析もの)
- 世界一やさしい金融工学の本です ☆☆☆☆☆
- 作者: 田渕直也,トレンドプロ
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 単行本
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以下3つの本は高名ですが、理解しようとしていますが、まだまだできていないのでコメントできず。
- 経済・ファイナンスデータの計量時系列分析
経済・ファイナンスデータの計量時系列分析 (統計ライブラリー)
- 作者: 沖本竜義
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2010/02/01
- メディア: 単行本
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- 予測にいかす統計モデリングの基本
予測にいかす統計モデリングの基本―ベイズ統計入門から応用まで (KS理工学専門書)
- 作者: 樋口知之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 時系列解析入門
- 作者: 北川源四郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/02/24
- メディア: 単行本
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理論系(リアルオプション)
なぜいきなりリアルオプション、という感じですが、なんかリアルオプションの考え方って自分にフィットして好きなので結構勉強しました。まあ、コンサルする上で経営の長期の意思決定には当然関与しますし、経営は当然市場環境変化に応じた戦略変更というリアルオプションを保持しているので、実務的にも重要度は結構高い。クライアントへの説明は難しいけど。
リアルオプションについては書籍じゃなくて論文のほうが参考になったものが多かったかな。製薬企業の開発パイプラインの事業価値評価(アライアンス含めて)、石油掘削事業の評価、バイオベンチャーの評価の大きく3つのケースがあるあるだけど、実際には結構長く使う設備投資はほかの業界でもいくらでもある。だけど単純なNPV計算するのがグローバルルールだったりするからどうしようもなかったりするし、リアルオプションはどうしても設定に恣意性が存在するのは否めない。でも絶対に必要な考え方。
- よくわかるブラック・ショールズモデル / 蓑谷 千凰彦 ☆☆
- 作者: 蓑谷千凰彦
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2000/03
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- リアルオプション-投資プロジェクト評価の工学的アプローチ/今井潤一 ☆☆☆☆☆
リアル・オプション―投資プロジェクト評価の工学的アプローチ (MBAコーポレート・ファイナンス)
- 作者: 今井潤一
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2004/10
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冒頭のイントロダクションの記載が非常にわかりやすかった。例えば、資本コストの下記の説明などはすっと入ってきた。
キャッシュフローの現在価値を求めるときに利用する割引率としては、この投資案件と同等のリスクをもつ代替的な投資案件が提供する収益率を用いるのが原則である。
(中略)
つまり、適切な割引率とは、検討している投資プロジェクトに投資することによってあきらめた収益率を用いなければならない。このような割引率は、ファイナンスの世界では資本コストと呼ばれる。
そして拡張DCF法とリアルオプション法について。
計算方法からすると、柔軟性を考慮したDCF法は、オプション評価理論によるプロジェクト評価と全く同じ計算方法である。2つの評価法の第1の違いは、オプション評価理論ではリスク中立世界での確率測度を用いて期待値の計算を行うのに対し、DCF法ではもともとの確率測度を用いて計算することである。第2の違いは、オプション評価理論では、安全利子率を用いて割引計算を行うのに対し、DCF法ではリスク調整済み割引率を用いて割引く。
この辺はぱっと読んだだけだとわからないんだけど、2項格子モデルでエクセルで計算してみるとわかってくる。
そして一番興味をもったのは第7章のリアルオプションと財務戦略のところ。ちょうど読んでいた頃、円高が進んでいて、HONDAとか国内製造業の大手が為替にどう対応しようとしているのか、生産拠点を最終消費地に移管するとか、新聞でも記事が多く出ていた頃。この章では「実物投資戦略と財務戦略の融合」をテーマに書かれている。
リアルオプションの原資産と安全資産を利用して動的なヘッジ戦略を実際に行えば、リアルオプションアプローチによって算出された評価価値を確実に得ることができる。
(中略)
企業が実物投資戦略に関して最適な行使戦略をとり、同時に資産市場において完全ヘッジ戦略をとる場合には、その後の原資産価格の変動に関わらず、評価価値の収益を固定することができる。企業にとって、制御できない現資産価格の変動に影響されず、収益を固定できることの意義は非常に大きいと考えられる
この辺のことが計算例を通して説明されている。大手製造業のCFOはどこまで考えていて、どこまでやり方が定型化されているんだろう。
ただ、やっぱり考え方としては最初のボラティリテリィーの設定がどうしても恣意的になってしまう。そしてそのパラメータを少し変えただけでオプション価値は大きく異なり、将来オプションを行使するかしないか、そして行使のタイミングががらっと変わってきてしまう。でもリアルオプションのいいところは、価値を計算するだけでなく、将来の適切な経営判断とそのタイミングも算出してくれて、かつそれが更新できるところ。市場環境が変化すれば見直せばよいし、ボラティリティーについても見直せばよい。この点で、ベイズの考え方と近いところがあるのかもしれない。
- リアルオプション 経営戦略の新しいアプローチ / マーサ アムラム ☆☆☆
- 作者: マーサアムラム,ナリンクラティラカ,Martha Amram,Nalin Kulatilaka,石原雅行,吉田二郎,中村康治,脇保修司
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2001/12
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ただ、結局ベンチャー企業の価値評価も、リアルオプション使ったとしてもできなくて、キックスターターとかクラウドファンディングとかでむしろファイナンスのスキームを変えてしまった、という今の流れは健全なんだろうなあ。
- リアルオプションの思考と技術 / 川口有一郎
- 作者: 川口有一郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/07/02
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理論系(基礎)
- 多変量解析のはなし / 大村平 ☆☆☆☆
多変量解析のはなし―複雑さから本質を探る (Best selected Business Books)
- 作者: 大村平
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2006/08
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- 実験計画と分散分析のはなし ☆☆☆
- 作者: 大村平
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2013/01
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- 原因を探る統計学 共分散構造分析入門 / 豊田秀樹 ☆☆☆
- 作者: 豊田秀樹,前田忠彦,柳井晴夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/07/15
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- 作者: 上田修功
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/01/25
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理論系(ベイジアンネットワークなど)
稼働機情報(マシンデータ)分析する上で、この辺の因果推論が必要になりそうだったので購入したものの、この辺全然読めていない。積読状態。
富士ゼロックスと産総研本村さんの「ベイジアンネットワークによる複合機故障診断技術」という論文が結構個人的にはヒットで、勉強したいんだけど・・・。
- グラフィカルモデリング / 宮川雅己
- 作者: 宮川雅巳
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 1997/02
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- データマイニングによる異常検知
- 作者: 山西健司
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2009/05/23
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その他
- イシューからはじめよ / 安宅和人 ☆☆☆☆
- 作者: 安宅和人
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2010/11/24
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- シグナル&ノイズ ☆☆☆☆
- 作者: ネイト・シルバー,西内啓,川添節子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/11/28
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- 統計学が最強の学問である / 西内啓 ☆☆☆
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/01/25
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- サービス工学の技術 ビッグデータの活用と実践 / 本村陽一 ☆☆☆
- 作者: 本村陽一編著,竹中毅編著,石垣司編著
- 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
- 発売日: 2012/11/23
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Scilab/Scicosで学ぶシミュレーションの基礎―自然・社会現象から、経済・金融、システム制御まで
- 作者: 橋本洋志,石井千春
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
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- Database Marketing: Analyzing and Managing Customers
- 作者: Robert C. Blattberg
- 出版社/メーカー: Springer
- 発売日: 2013/04/11
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- 中学校数学科 発想力と分析力を磨く おもしろ難問45 / 大句哲也 ☆☆☆☆
- 作者: 大句哲也
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2014/09/18
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Fabrication関連
この領域は、データ分析からは少し離れるけど、IoT(Internet of Things)という言葉がでてきたように、データ分析はソフトウェアだけでなく、ハードウェアの領域にも広がってる。もちろん、ハードウェアはソフトウェアの領域よりもデータ分析が構成要素のほんの一部ではあるけど、今ハードウェアの領域で起きていることが私にとって大きな関心事。
- MAKERS 21世紀の産業革命が始まる / クリス・アンダーソン ☆☆☆☆☆
- 作者: クリス・アンダーソン,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/10/23
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- Fablife デジタルファブリケーションから生まれる作りかたの未来 / 田中浩也 ☆☆☆
FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)
- 作者: 田中浩也
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/06/09
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- Digital Disruption ☆☆☆
- 作者: ジェイムズ・マキヴェイ,プレシ南日子
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2013/08/30
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本書でマキヴェイが説くことは、個人や小さな企業がもつMAKERS時代への移行の途上で、既存企業がいかに自己革新をはかっていくべきか、の方策と考えることもできます。もちろん、自己防衛策ではなく、攻めの戦略として。
と最後に翻訳者が書いていることが本書の位置づけを端的に表している。いろいろな既存大企業での革新事例が記載されているなかで、
結局のところ、チーム・リーダーもチーム・メンバーも改革など望んでいなかったのだ。彼らが私の所にきたのは、何か無難な製品を提案する方法を知るためだった。
というのがコンサルという立場として非常に共感することであり、これが難しいところ。国内の大手企業は部長クラスで40代後半とかなので、若手ほど危機感を感じていない。自分がコンサルとして入れるところは、「やってみなはれ」感覚を持っている経営層がいるところ。短期間で実際に動くもの作れば認めてもらえる。スタートさえできないかちこちの企業は手に負えない。
そしてディズニーがオンラインゲームでヒット作を出すまでの過程の話で、
本当の価値は、(中略)、ディズニーキャラクターを使わないゲームを開発して実験するという方法を学んだ点にあるからだ。映画「リトルマーメイド」や「カーズ」、「トイストーリー」などの人気キャラクターが登場しなゲームなら、失敗を恐れず、より自由な発想で作ることができる
という部分が、第三者的なコンサルといえど、自分である領域の事業をやっていこうとしたなかで共感した。今の大企業は偉大なんです。ビジネスモデルが偉大。やればやるほど痛感させられる。でも自由にやらせて欲しい、少人数でいいからチーム作らせて欲しい。そしてたまに興味を持ってほしい。
そして蚊帳の外に置かれないためにという部分。
「女性が生理周期を記録したり、スキンケア対策をしたり、妊娠経過を記録したりできる健康管理のアプリが何百種類もあったのです。顧客が持っているスマーホフォンかPCを使ったトータルなデジタル商品体験は、もう始まっていることがわかりました。トータルな商品体験を使って宣伝している商品やサービスがある中で、我が社は蚊帳の外に置かれていたのです。」
個人として、全く同じことを感じている。すごい人がいっぱいいる。Raspberry Piとか最近触るようになって、その「隣接領域」をみていくと、分析だけじゃなくて、マシンデータを取得するfluentdとか、AWSみたいなクラウドサービス、それくらいは想定していたし、ある程度わかっていたけど、3D CADとか3Dプリンターについては完全に初心者。キックスターターで資金すごく集めた東大のヘリコプターとか、もうすごいんです。自分は10年くらい遅れている。なんでも少人数で作れるような環境が整ってきた分、かなり幅広い領域に精通している必要がある。やってみたいこと、理解したいことがありすぎて、途方に暮れる。
音楽が好きでやっていたころ、音楽はコンサートにいけば、才能あふれまくっているプロの演奏を簡単に聞けてしまって、やればやるほど自分の才能のなさが嫌になっていた。インターネットのせいで、音楽以外の分野でもすごい人がどんだけいるのか、簡単に目に入ってくるようになった。
それから最後。
デジタル時代の創造的破壊者とは一歩進んでデジタル消費者であり、デジタルツールを消費の手段としてだけでなく、むしろ生産手段として使う。
これは親として、自分の子供に伝えていきたいこと。自分の子供は、もう生まれたときからスマホがあることが当たり前になっているけど、例えばゲームでも、する側ではなく、どうせなら作る側に興味を持ってほしい。そういう意味で、最近のRaspberry Piでの工作は子供にとってもきっといい。
この連休中にRaspberry Pi関係の技術的な書籍は何冊か購入しましたがそれは割愛。
教養
ここからは全然分野かわります。高校のとき、自分は理系だとか思っていて世界史とか全く興味がなく、結果として高校なのに世界史の単位がとれなかったりしていたくらい自分は無知だった。でも社会にでてから、社会に興味をようやくもつようになって、歴史も知りたくなって、そんな初学者である僕の感想。主に近現代史。
世界と日本の関係をつなげるのに役立った本
- 経済は世界史から学べ! / 茂木誠 ☆☆☆☆
- 作者: 茂木誠
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/11/22
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- 仕事に効く教養としての「世界史」/ 出口治明 ☆
- 作者: 出口治明
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2014/02/22
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- それでも、日本人は「戦争」を選んだ ☆☆☆
- 作者: 加藤陽子
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2009/07/29
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- 白洲次郎 占領を背負った男 / 北康利 ☆☆☆☆
- 作者: 北康利
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/22
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- 超マクロ展望 世界経済の真実 / 水野和夫 ☆☆☆☆☆
- 作者: 水野和夫,萱野稔人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/17
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自分の子供が大人になるころにはどうなってるんだろう。子供が自分で生きていくには、どんなことを伝えていけばいいんだろう、と考えさせられた。
もう限界だ〜。
だいぶ本によってコメント量のばらつきが出てしまったけど、何より、整理してみると自分が読み切っていない本が多く、かつ買った時点より今のほうが役立ちそうな本がありそうなのがわかってよかった。